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2017/06/07

全日本選手権個人TTへと向かう過程で

表彰ステージで中央に立ったアベタカの笑顔には、達成感と安堵感の両方が見てとれた。

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photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

今年のツール・ド・熊野は、U23組の雨澤・小野寺・岡の3選手が揃って日本代表に選出され、チェコで同時期に行われるネイションズカップに出場するため不在。6人出走のところを鈴木譲・アベタカ・飯野・馬渡の4選手で出走せざるを得ない状況となった。

4人で個人総合時間優勝を狙えるほど、UCIアジアツアーは甘くない。ステージ優勝や各賞ジャージを狙って走る以外に道はないとも言える状況。

そして、その目標達成のために重要なのは、出場する選手それぞれが自分の持ち味をしっかりと出すことができるかということだった。

ベテランと言われる年齢になり、チーム全体のバランスを考えて走ることが多くなったアベタカにとって、この状況がプラスに働いた。本来の持ち味である「逃げ」を積極的に狙えるチーム状況で、水を得た魚のように全ステージで逃げ続けた。
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photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

加えて、ツアー・オブ・ジャパン期間中に少しずつ上向いてきていたコンディションの良さもアベタカの走りを支えることになった。

そのコンディション調整は、今月末にある全日本選手権個人タイムトライアルにピークを持っていくためのもの。その過程にあり、調子が上向き始めるタイミングでツール・ド・熊野を迎えることができたからこそ、今回のポイント賞ジャージ獲得が達成できたのだと思う。

だからこそ、さらに期待してしまう。

コンディションピークで迎える、今年の全日本選手権個人タイムトライアルはやってくれるんじゃないか、と。

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