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2017/04/12

名将への階段

のっけから偉そうな物言いをさせてもらえば、このタイミングでこの人が監督で良かったと思う。

宇都宮ブリッツェンを正常進化させ、日本国内はもとよりアジアでも戦えるチームへと導いたのは、熱烈なファン・サポーターとスポンサーの支え、運営会社スタッフの頑張りはもちろんのことだが、清水裕輔の監督就任も非常に大きな要因だと感じている。



まだまだ苦しい台所事情が続いていたチーム創設期から2013年まで、監督を務めていた栗村修氏の功績は今でも多くの人の記憶に残っているところだ。

しかし、業界全体を見ると、知名度も抜群の栗村氏は一チームの監督にしておくのは勿体ない存在。もっと業界全体をレベルアップさせる立場に行く必要があったのは、現在の栗村氏の活躍ぶりを見れば嫌というほど分かるだろう。



2013年秋、栗村氏が監督を退くことを聞いた時、次の監督が誰になるのか非常に不安を覚えていたことを思い出す。

宇都宮ブリッツェンはそれまでの国内ロードレース界で考えるとかなり特殊な存在のチーム。「地域密着型」というフィロソフィを理解し、咀嚼できない人が監督になれば、チームが方向性を見失うことは容易に想像がついた。



しかし、その不安は杞憂に終わった。

清水裕輔はすぐに「地域密着型」という絶対にブレてはいけないフィロソフィを自分の物にし、自身がこれまで積み上げてきた選手、チームスタッフとしての経験や知識と絶妙なバランスで融合させ始めた。

その結果が、就任3年目となった昨季の躍進につながったのだと感じている。



そして、就任4年目の今季、清水裕輔監督体制は第2フェーズに入った。

今季は経験豊富なベテラン勢と将来有望な若手選手にきっぱりと分かれたメンバー構成だ。選手個人個人の能力に疑いの余地はないが、一歩間違えれば世代間の断絶を生むリスキーな布陣と見ることもできる。

そんな選手たち一人ひとりを見極め、チームをもうワンランク進化させるためにどんなアプローチをしていくのか?

「地域密着型」チームのフィロソフィを理解し、業界にも精通した知将・清水裕輔が名将への階段を上っていくのが楽しみで仕方がない。

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