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2017/04/26

完全復活の途中で

「最後まで走り切るのは難しいと思ったので、行けるところまで積極的に行って、少しでも皆んなの役に立ちたかったんです」

JPT第4戦「JBCF東日本ロードクラシックDay-2」の途中でレースを降りた飯野智行は、原因不明の頭痛に顔をしかめながら言った。

前日のJPT第3戦のレース中盤、突然、飯野を襲った頭痛。もがけばもがく程強くなっていくその痛みを堪えながら、飯野は何とかレースをフィニッシュした。
Htc6487

そして迎えた、翌日のJPT第4戦。
幾分、痛みは治まったものの、飯野の中で「完走」は現実的なものではなかった。

スタート前から数的不利を抱えるチーム。その少ない頭数の一人である自分が、満足に仕事を果たせない状況。

「行けるところまで行く」
飯野がたどり着いた結論は、チームメートの脚を少しでも残せるように序盤の動きを一手に引き受けることだった。
Htc6661

今年に入ってから、飯野は2回の落車を経験している。

1度目はチームトレーニング中に飛び出してきた巨大イノシシと衝突して。
2度目はツール・ド・とちぎ第3ステージ終盤での落車だ。



2013年のJPT白浜クリテリウムでバイクが吹き飛ぶほどの激しい落車に遭いながら、レースに復帰して最後まで走りきった過去を持つ飯野は、選手の中でも骨太で丈夫な身体を持った選手という印象を受ける。



しかし、そんな丈夫な飯野でも短期間で2度の落車に遭った「勤続疲労」は間違いなくある。ひょっとすると、突然の頭痛は何かのシグナルなのかもしれない。

幸いなことに、レースはしばらくの間ない。
その間にしっかりと痛みの原因を探り、改善できる部分は改善すること。

かつて「サプライズ」と言われた走りを取り戻しつつある中、完全復活への歩みを緩めてはいけない。

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