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2017/10/09

表彰台で肩を外しちゃう僕。


先ほど香港より帰国しました!

時差1時間の海外遠征は時差10時間を超えるヨーロッパ遠征よりはずっと楽です。



香港チャレンジ(UCI1.1)にナショナルチームとして参戦して来ました。


今回のレースにはナショナルチームの他にもウキョウやアイサンも参戦しており、スタートリストを見ると、日本人が最も多いエントリー数でした。


ナショナルチームのオーダーは幸也さんを勝たせること。
はっきりと決まったエース選手をチーム全体でアシストして走る。





当日は日差しギラギラではないが、相変わらず蒸し暑く、久々の暑さの中でのレースになりました。

スタートラインに並ぶのはどうやらスタートリスト順らしく、ジャパンナショナルチームは後ろから2番目、つまりはほぼ最後尾からのスタートになった。

ニュートラル区間もなく、ヨーイどんでスタート。

コースは平坦基調ではあるが、緩やかな上りとヘアピンカーブが連続する一周5kmの脚にくるコースで、これを20周する。





スタート直後からアタック合戦が始まり、ハイスピードのストップ&ゴーの繰り返しでかなり脚がキツかった。

その中で、割とすぐ前に上がれた僕はチームメイトと共に何度もアタックに反応していた。

そして幸也さんやプロツアーチームを含む逃げが決まり、一旦アタック合戦は落ち着く。

差は確実に広がり始めていたが、チームとしては幸也さん1人で序盤からの逃げに乗せるのは不利な状況だった。


そんな中、追走の動きができた。
僕はその動きに警戒していたのですぐに反応することができ、10数名の追走グループとなり逃げ集団を追う。

僕の乗った追走グループは2周ほどで前に合流し、20人程の逃げ集団となる。


その後は一定でのローテーションが続く。
幸也さんの指示を受け、逃げながら脚を残し、最後の動きに備えて走っていた。

しかし僕の走り方は脚を無駄に消耗させる走りだった。

ローテーションで前を引く時間が長すぎたり、踏みすぎたり。

幸也さんは、この20人のメンバーなら確実に逃げ切れるから、無駄に頑張ることはない。
むしろ後半からが勝負どころだからそれに備えて脚を溜めておくべきだと言っていた。



その通りだった。

集団とのタイム差はある程度広がってから一定で推移した。

逃げ集団は落ち着いたペースで周回を消化して行き、いよいよ残り40kmを切ってからは有力チームによるさらなるアタック合戦が始まり、繰り返されるアタックの中で、幸也さんは飛び出した10人弱の集団に乗り、僕は後ろに残った。


これでいいのだろうとも思ったが、前の集団には有力チームは複数人入っていたが、それに対してナショナルチームは幸也さん1人。

あまりいいとも言えない状況だった。

僕が残った集団にはまだプロツアーの2チームの選手が数名残っており、ブリッジの動きがあるかもしれないと思ったので、それに備える事にした。


UAEとオリカの選手はやがてブリッジの動きを始める。
僕は反応する選手をこの2チームの選手に絞っていたのでついていくことはできた。


しかし、集団から3人で飛び出してもUAEは引くけどオリカは引かないと言っている状況。
もちろん僕はつきいちだ。


最初のブリッジの動きはUAEの選手しか引かないものだから、やがて集団に吸収され振り出しに戻る。

これが数回繰り返され、僕は有力そうなブリッジの動きには必ずチェックを入れて展開していた。


しかし前に追いつくことは無く、一定のタイム差で残り周回が減って行く。

僕のいた集団の選手たちにも疲れの色が見え始め、僕自身も結構いっぱいいっぱいだった。

そしてまたUAEとオリカの2人がアタックをして、それに反応したのは僕だけだった。


その3人の追走グループはその後ゴールまで走ることになる。

UAEはベン・スイフト、オリカはルーク・ダーブリッジと、2人とも名だたるトップ選手だ。
飛び出して最初の方はキツかったのでつきいちで2人に任せきりにしていたが、後半になり脚が落ち着いてからはローテーションに加わった。

3人でのローテーションは一定ペースを保ち安定していたが、結局最後まで前を捉えられず。

ラスト一周になると、コースの外から指示を出していた柿木コーチから「頭取れよ!!」と声が飛ぶ。

今回のレースは1クラスなので、20位まで賞金とUCIポイントが付く。

しかし、1位から13位あたりまでは一つの順位の差で配点されるポイントの差が大きい。

だから、ポイント圏内にいる今の状況で、少しでも前でゴールした方が沢山ポイントを稼げるということだ。


プロツアーの2人もゴール前になると少し牽制をし始めた。

ローテーションしながら互いに様子を見合っていた。

少しペースを上げながら最後のコーナーへ進入していく。

本当は先頭でコーナーをクリアしたかったが、プロツアー選手2人相手にビビってしまい、僕は3番手で最後のコーナーを立ち上がる。

直線は300m無いくらいで、先頭で立ち上がったベン・スイフトがそのままスプリントして先着した。

その後ろ、僕はスプリントで1人交わして2番目にゴール。

全体で12位という結果だった。



単騎で先頭で戦った幸也さんは3位。
単騎でありながら流石の走りだった。


しかし、前に僕もいて、最後までアシストできていたら勝ちもあったのでは無いかと思うと悔しいものだった。



ピットに戻りチームのみんなと話していると、大会スタッフが表彰対象者だと言ってきた。

最初はなんのことだ?と思ったが、どうやらU23選手では僕がトップだったそうだ。

思いがけない出来事だったが、頑張った副産物として賞を頂けるのは嬉しいものです。



Photo:JCF




ガラス製の立派なトロフィー?と、花束、シャンパン!



そしてまたしても白のジャージ!






そしてこれらを受け取った表彰式で悲劇が。

シャンパンファイトも終え、2人が表彰台を降り始める。

僕も後に続き、あわよくば1人でポーズを決めようと思っていたそんな時、観客に向かって手を上げたその瞬間、僕の左肩がガクッと外れた…。

上げた左手にはずっしり重いガラス製のトロフィーを持っていたせいか、変に力が入ったのか肩が外れてしまい、肩を抱えながらイテテ、イテテと言いながらステージを降りることになった。

ステージを降りて浅田監督に、「浅田さん!肩外れました!肩が外れましたぁ!!」と、とりあえずドクターでも呼んでもらおうと現状を伝える。
近くにいた幸也さんもドクターに声をかけてくれた。

そんな時、自分で肩を押し込んでみたらゴリッと元どおりになった。

大丈夫!オーケーオーケー!!ハハハハハ…

とドクターに告げ、なんとかなった。笑


まったく、表彰台で肩外しちゃう人なんて他にいただろうか…


そんなわけで帰国した今も肩が痛みます…。




今回のレースでは勝てこそしなかっなが、チームの最低限の目標はクリアできて、自分自身もいい形で終えることができた。

キツかったが、ベテラン選手や強い選手達と走って、沢山得るものがあった。


今回はいい経験ができました。

遠征を共にした皆さん、ありがとうございました!







レースが終わった夜は少し街に繰り出し、香港のクラフトビールを頂きました!

蒸し暑い香港の夜に冷えたビールを飲める幸せ!


少しは香港らしさを満喫できたかな♪

もっと綺麗な夜景が見たかったなぁ。




それではまた。

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コメント

祝12位&ヤングライダー賞おめでとうございます❗そして、お疲れ様でした❤
ところで、肩を外されたそうで……もしかしたら前の落車が原因では?骨盤も検査する時間も無かったと思われますけど、マジに一度詳しく検査してもらったほうが、今後のために良いのではないかと……オフシーズンに入ってからでも、是非❕❕❕

投稿: いがさん | 2017/10/09 22:37

う~ん、いつもなにかしら話題を提供してくれまつねw!でもあたしが「わんわん泣いちゃう」ようなことじゃなく、ちょっと「クスッ」てなっちゃうようなことでよかった!
ジャパンカップ、'90年代はよく見に行ってたけど(お!古株だネ)、どうしようかな~。他人が走ってるの見てもあんまし尾も白くないしな~(どういう意味やねんゴルァ)

投稿: 野兎マリ.アンヌ隊員 | 2017/10/09 22:05

世話焼きでお人好しのニイちゃんが『シャンパンファイトで逆襲に合うの巻』をイジリたくて
今か今かとブログを待っていたのに、肩外すやらビール飲むやらイジリどころが多すぎていじれない😗(笑)
素っ頓狂なTシャツからのホワイトジャージのヒーロー、マーベリックにカッコ良く変身👍
オノデライダー登場かと思いきや、肩はずす😱…盛りだくさんの香港ワンデーレース。
本当にお疲れ様でした、よく頑張りましたね❣️
それでも肩や顎の外れるのは癖になりやすいので、きちんとケアしないとダメですよ👵

投稿: あばぁば | 2017/10/09 22:01

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